髪の毛のサイクルを理解しておきましょう！
髪の毛は、「抜けては生えて、抜けては生えて」を繰り返します。この繰り返しを「ヘアサイクル」といい、髪の毛が抜けることは自然なことで、そこから生えてこない事が問題です。
髪の毛の寿命は5年前後と言われています。寿命をむかえると、髪は自然に抜け落ち、抜け落ちた所からまた生えてきます。寿命の時期は髪の毛によって異なるので、一度に大量の髪の毛が抜け落ちることはありません。
髪は約10万本あると言われていて、1日に0.3〜0.5ミリ、1カ月で約1.2センチ、1年では約15センチ伸びると言われています。
正常なヘアサイクル
脱毛期
寿命をむかえた髪の毛が抜け落ちると同時に、抜け落ちた後に毛乳頭の指令によって新しい髪の毛が作られます。
新しい毛が古い毛を押し出して行き、髪は抜け落ちます。抜け毛はこの時期におこります。
成長期
新しい毛が成長はし毛が伸び太くなって行きます。
これから5年前後は毛母細胞が活発に働き髪は成長を続けます。この時期（成長期）の髪が頭髪全体の90%前後を占めています。
退行期
毛母細胞の働きが弱まり、髪の成長が止まります。この間は約2〜3週間です。
この時期の（退行期）の髪が頭髪全体の1%を占めています。自然の成り行きなので心配する必要はありません。
休止期
退行期を過ぎると髪は抜け落ちる準備をします。これを休止期といい2〜3ヶ月の間この状態が続きます。
その間に毛母細胞は次の新しい髪を作る活動を始め脱毛期から成長期へのサイクルを繰り返します。この時期（休止期）の髪が頭髪全体の10%を占めています。
髪はこのサイクルを繰り返しながら新しい髪へ生まれ変わって行きます。正常なサイクルが機能していれば毎日抜け毛があるのも正常なことで、抜け毛は正常でも1日に50〜100本程度抜け落ちます。なので、あまり抜け毛に対して過度に心配する必要はありません。
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